労働トラブルの種類

能力不足や適格性欠如、成績不良の場合

ポイント
労働者の能力不足が著しいこと
使用者が雇用維持の方向でできる限りの対応をしたこと
解 説

企業にとって人は財産であり、採用した労働者に能力があるかないかは企業の発展にとって非常に重要事項です。にもかかわらず、あまりにも能力がない労働者、適正が欠如している労働者、成績不良の続く労働者がいたら使用者はどうしたらよいのでしょうか。運が悪かった、あきらめるしかない、というにはあまりにも現代の経済状況が悪すぎます。

このような労働者を解雇できるかは、ポイントで述べた2点が最も重要となっています。ただ、それだけではダメです。労働関係の争いに関しては、以下の点も考慮に入れることが判例で述べられています。

企業規模や職種
労働者の採用状況
勤務態度の不良の程度
会社の努力など諸事情

ですから、解雇に至るまでにはすべての状況を洗い出すこと、労働者の勤務状況を証拠として残しておくこと、会社の努力を見せることなどが大切です。 つまり、解雇にいたるかもしれない、という危機感を日常から持って、労務管理を行う必要があるのです。争いになれば、解雇に至るまでの経緯を見られます。