ネット・さかみち

社会人になるにあたって/関 千夏

 これからは、自分から考え行動していかなければならない、とういのが私がこの一年で強く実感したことである。今までは小・中・高・大と、三年、四年と、ある程度先のことは見えていて、とりあえず自分がやるべきであると思われることに従い行動してきた。そうすることにより、社会における自分の位置づけをし、安心を買っていたのかもしれない。
 しかし、もう今までのような行き方では、ただ周囲に流され、知らないうちに時が流れ何もしないうちに人生が終わってしまうような気がする。
 今までは学生という身分に甘えてこれた。学生だから○○できなくても仕方無いという、ある種社会的保護下にあったと思う。しかし、これからはそうはいかない。○○だから何かができない、というのではあまりにも無責任ではないか……。自分の行った行為は自分自身の責任となり、また自分の所属する団体の責任となる。無責任な行動は今まで築いてきた信頼関係を崩すことにもなりかねない。
 今日、とても感動したことがあった。それは当事務所で三人もの社労士合格者が出たということである。今回、惜しくも合格できなかった方々も、働きながら、家事をやりながら、勉強しようと思うなんて本当にすごいと思った。
 この職場は事務所との信頼関係なしでは成り立たない。スタッフの方々はそれぞれに自信と風格があるように思え、私はそれがとても羨ましかった。しかし、それは努力の上に成り立つ自信であるのだな、と改めて感じた。
 私も、自分に自信をもてるようになりたい。そして人に信頼される人間になりたい。焦ることもないのだが、そのためにできるだけ多くの知識を貧欲に吸収していきたいし、また多くの経験を積んでいきたいと思う。
 早く自分に対する自信を持てるよう、職場の方々のパワーを吸収できるよう私は地に足をつけこれからの人生を着実に歩んでいきたいと思う。

1994年 さかみち 2号より
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