ネット・さかみち

青少年犯罪に思うこと/漆原 敦子

最近、目だって増えてきた青少年の犯罪、ニュースを見るたび胸が痛くなります。身近に同じ年頃の子供がいるだけに、人ごととは思えません。

そんな子供たちのことを書かれた本を読みました。全体的に感じられたことは、“寂しさ”です。話しを聞いてくれない、気持ちをわかってくれない。そして、安心していられる場所がなくなっていって、それを求める、外へ求めて非行に走ったり、内に求めて、ひきこもったり。形はさまざまですが、心の寄り所がなくなったことで、いろいろなゆがみがでてくる、そんな気がします。回りにいる大人がもっと聞いてあげなければ、話してあげなければいけないんです。それは、母親だったり、父親だったり、先生だったり。だれか一人そんな人がいれば、私たち大人の一人一人がそんなこと思っていれば、こんな悲しい事件などなかったように思えてなりません。

どんなひどい犯罪も最初は“寂しさ”から出発しているように思います。わがままとか甘えてると思う人もいるかもしれませんが、私たちがみんなで子供たちをまもってあげたいと思います。大人の責任です。一人でも心が、元気になれば。

2002年 さかみち 9号より
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