ネット・さかみち

最近の受験事情/宮村 真紀

 我が家には今年、受験生が二人います。
 自分の受験時代と比べて、様々なことが変わっていて、その都度驚かされます。
 少子化の昨今、どんな有名大学・高校も学生の確保に躍起です。大学受験に関してはとうとう京都大学や東京大学でも推薦入試が創設されました。国立大学の焦りが感じられます。(残念ながらうちの受験生には関係ないけど。)
 私立大学では、面接や小論文などで入学が決まるAO入試も盛んに行われていて、びっくりするくらい簡単に?大学へ入れる時代になりました。もちろんそこは学力に応じて高望みしなければ・・というのが前提です。
 高校三年生の長男と中学三年生の次男。長男は大学受験なので、もう親の出る幕はなく次男だけ面倒みればいいのかな・・・なんて思っていました。
 ところが最近の受験事情、大学受験・進学にも親がかかわります。
 まず、高校一・二年生向けにオープンキャンパスが毎年どこの大学でも行われ、それには保護者と行く生徒がほとんどです。私も昨年の夏、長男と行ってきました。私の学生時代こんなことなかったので違和感ありまくりで学部説明会へ行き、教授ともお話させていただける機会なんかもあり、個別に成績も含めての入学相談もしてくれました。「これじゃあ、高校の個別相談会と同じだね~」と長男と笑いながらデートできました。学食でご飯食べたり・・・

 先日行われた高校の保護者会では「受験の願書は本人に書かせてください」という説明がありました。普通自分で書くものだと思っていましたが、それも親が書いてしまう家庭が多いようです。高校の卒業式には両親以外の方の席は確保できませんのでご了承くださいとも言われました。え?高校の卒業式って親以外にもだれか(おばあちゃんおじいちゃん?)が行くの?しかも両親出席当たり前?
 大学の入学式は当然?両親とともに出席するのが普通だそうです。ウソでしょ・・・どこまで親は必要なのでしょう。
 親が大学進学で必要になるのは経済的な面だけかと思っていた私にはすべてが驚きでした。
 ちなみに私立大学は優秀な学生が国公立大学へ流れていかないようにと奨学金制度も充実していて給付型のものも多く存在します。ぜひとも長男にはそれをゲットしてもらいたいのが親の本音です。

 さて今年3歳のうちの末っ子三男が大学受験するのは、この先十五年後。
 その頃はまた受験事情も相当変わっているんでしょうね。大学の数も淘汰されて少なくなっていそう・・・その時長男は33歳。
 もうすっかり大人なので三男の大学進学費用は全部お兄ちゃんに出してもらおうと目論んでいる母なのでした。

2015年 さかみち 22号より
back close next