ネット・さかみち

次男、ゴルフを始める/佐藤 光一

 我が家のとぼけた次男も、今年から高校生になりました。同じく今年から大学生になった兄とともに、我が家はダブル受験で、それはもう大変(散々?)でした。そんな次男も、晴れて高校進学となったわけでありますが、高校生活でとても大事な部活を何にしようかといろいろと迷った挙句、中学まで続けていたバレーボールをあっさりと捨て、なんとゴルフ部に入部したのです。えー!なんでゴルフに決めたのかと尋ねると、バレーボールのような激しいプレイがないため、なんとなく楽ができそうだからという短絡的な答えがかえってきたのです。
 次男は背が低くて顔が童顔のため、高校生となった今でも、少しばかり背の高い小学生に間違えられてもおかしくありません。そのためゴルフクラブを握ると、あたかも子供がゴルフをやっているかのような感じがして、まるで様になっておりません。そして、なんと言ってもゴルフはとにかくお金がかかります。ゴルフクラブのセットやバック、ウエア代、またゴルフ練習場、ゴルフコース代金と、次から次へと思いやられます。
 次男は、最初は楽そうだからと始めたゴルフも、最近楽しくなってきたのか、ゴルフスクールにまで通い始めたのです。(なんと生意気な!)
 そしてこの夏休み、初日から2泊3日のゴルフ合宿があったようです。一日で十八ホールを2ラウンド、二日で計七十二ホールまわったそうです。きっとゴルフ好きのおじさんだったら、たまらないことでしょう。
 当の本人はといえば、帰宅するなりぐでんぐでんになり凹んでいました。本コース初デビューということで話を聞いてみると、打った瞬間にボールはどこへ行くやらで、とにかくコース中を走り回り、ボールを見つけるのに必死だったそうです。コントロールはまだまだのようです。おまけにパワーもないので、五番アイアンであれば最低でも百五十ヤードくらいは飛ばしてもらいたいところですが、百ヤードくらいしか飛ばないといった有様だったようです。まあ、本コース初デビューといえばこんなものかもしれません。
 最近、いっしょにゴルフ練習場に行きお互いに打ち合ってみました。私も数年ぶりに打ってみましたが、パワーはまだまだ次男に負けません。ただフォームは次男のほうが圧倒的に良いです。とにかく、これからを期待するしかありません。

2015年 さかみち 22号より
back close next